注文住宅を考える際、重視したのが収納でした。
できればタンスなどの家具を置かなくても済むぐらい、各部屋などに収納を設けてすっきりとした家にしたいと考えていたのです。
荷物が多い我が家でしたから、それらの収納を考えてデッドスペースになるようなところはしっかりと収納スペースとし、家具の代わりとなるようなクローゼットやキッチン収納をつくりました。
しかし、家が建ち、引っ越しに際し大幅に荷物を見直したところ、収納スペースに対してモノが少なくなっていました。
さらに新しい家は掃除もしやすいですし、床暖房などいろいろな設備を取り入れたことによって、今まで使用していた掃除道具や家電が不要になったため、更にモノが減ることに。
不思議な事ですが、モノが減る方向に向くとどんどん減っていって、今ではとてもシンプルに厳選されたモノだけで暮らしています。
収納もガラガラで使っていないスペースが沢山。
これなら収納をこんなに作らずリビングや各部屋をもっと広々と取ればよかったなぁと思っています。
現在の暮らしにあまりに忠実な間取り設計は、後々暮らしぶりが変わった時に対応しづらくなってしまいますよ。